鵞足炎（がそくえん）

鵞足炎（がそくえん）とは名前の通り鵞足に炎症が起きてしまった状態を言います。

体の中で鵞足と呼ばれる場所はどこにあるかというと膝の内側になります。

鵞足は縫工筋、薄筋、半腱様筋の3つの筋肉から構成されています。

縫工筋と薄筋は骨盤の前側から膝の内側につき、

半腱様筋は骨盤の後ろから膝の内側につきます。

膝の内側で3つが合わさる時にその見た目がガチョウの足に見えることから鵞足と名前がつけられました。

鵞足炎は膝の内側に痛みが出ることが特徴の症状になります。

摩擦や負担が何度も繰り返し同じ場所にかかると鵞足炎を発症します。

ウォーキングやマラソン、サッカーをしている方に多く見られ、

走る動作やキックで足を振り上げるような動作の負荷が積み重なることで3つの筋肉の力が集中する膝の内側が引っ張られる形で痛みに変わっていきます。

また、骨格的になりやすかったり負担が大きくなってしまう方もいます。

膝が内股のように内側に入ってしまうようないわゆるＸ脚がお悩みの方は鵞足になりやすい傾向にあります。

これも同じでＸ脚の方は構造上常に膝の内側が引っ張られるため痛みが出やすくなります。

安静指導

保存療法が選択される場合が圧倒的に多くなります。理由は明確で使いすぎや同じ動きの繰り返しで悪化しているのでその動き自体をしないようにすれば自然と改善される方が多いとされています。

薬物療法

鎮痛剤の外用薬が使われたり、痛みが強いときには飲み薬で対応します。

注射による治療

上記のような治療をしても治らなかったときにはステロイド注射を選択することが一般的になります。直接炎症を起こしている腱や筋肉に対して打ちます。

手術療法

最終手段は手術になります。選択される方は少ないですが、鵞足を囲っている腱鞘などを緩めていきます。

からだラボ整骨院たまプラーザ院では鵞足炎に対して安静や湿布だけでは改善されないような強い炎症にもしっかりと効果を出せるように治療をさせていただいております。

安静指導は効果的ですがどうしても仕事上歩かなければならないとか階段を登らないといけない方もたくさんいるかと思います。

当院では炎症を早く抑えるような特別な治療器を使用して治療をすることが可能になります。

また鵞足炎で厄介とされているのは一度痛みが取れても同じ動きを再開したらすぐに再発してしまうという点です。当

たり前ですが原因となる動作を再開したら痛みもまた出てしまいますよね。

そうならないように再発しないようにする治療も組み合わせて行っていきます。安静にしていることが難しい方には治療後にテーピングやサポーターを使用した固定も行うことが可能です。

膝の痛みにお困りの方、理由はわかっているけど繰り返してしまっている方はぜひ一度当院の鵞足炎治療を体験してみてください！